トマト、きゅうりに引き続き、ナスの回です
これらを家庭菜園で収穫できると、夏の食事がとても助かります!
今回も、水やりと追肥以外で大切なポイントをまとめてみました
知っているか知らないかだけで生育が違うため、家庭菜園へのストレスを軽くしながら、ナスの家庭菜園を楽しめると思います!
支柱を3本立てる
ナスが50cmほどに成長すると、その重さから自ずと枝が傾いてきます
そこで支柱を三本立ててあげましょう
コツは、主枝・第一枝・第二枝の3つの太い枝に沿って三本を立て、誘引することです
なお、支柱と枝を結ぶのに、
ダイソーの結束バンドはめちゃめちゃ楽でオススメです!
芽かきと葉かき
日々の水やりと並行して出来ることが
「脇芽かき」と「葉かき」です
もちろん理由は、主茎と果実に栄養を集中させることです
脇芽かき
ナスの脇芽って、トマトと比べて見分けずらいかもですが同じです
枝と葉っぱの間に生えているものです
ナスの花が付いたら、花のすぐ下の脇芽は残し、
それ以下の段にある脇芽(写真②以下)は
全て取り除いてしまいましょう
葉かき
ズバリ、元気がない葉は取ろう、ということです
弱った葉は光合成の力が弱く、病気にかかりやすいです
その見分け方は、葉が垂れているかどうか、です
元気な葉はピンと張っています(トップ画像のとおり^^)
ナスの葉は大きいため見分けやすいと思います!
ただし、葉の取りすぎは注意です
葉の枚数が無いと、光合成は出来ませんし、
一回に大量に取ってしまうと、株自体がダメージを受けてしまいます
そのため、日々観察して少しずつ葉をとりましょう
生き生きとした葉は残し、光合成を妨げないように注意します
ポイント!
芽かき・葉かきの際にもコツがあります♪
それは、晴れの日の朝に行うことです
芽や葉を取った根本は、言わば「傷口」です
早く乾燥させることで病気になりにくくすべきです
なるべく日が当たる時間を増やすため、朝に行い、また雨の日は避け、水やりも当たらないように注意しましょう
蕾を摘む
折角なった蕾を取ってしまうの?と思うかもしれません。
これは、一箇所から複数の蕾ができた場合に限り、最も太い蕾を残して、他の細い蕾は摘み取ります。
これにより、残った蕾に栄養が集中し、果実が育ちます!適切に摘み取ることで、全体的な収穫量と質を向上させましょう♪
病気の早期発見と対策
ナスを育てて続けると、途中で必ず遭遇するのが、病気だとおもいます。
これが起きると、家庭菜園にストレスを感じてしまいますよね。そこで、早期発見と対策です!
何より、見てあげること
毎日、水やりのときに、葉・茎・果実をみてあげればそれでOK。葉の変色や斑点、果実の変形や斑点が見られる場合は、病気の初期兆候かもしれません。
適切な風通しの確保
風通しが悪いと湿気がこもり、病気が発生しやすくなります。葉や枝を取り除くことは、風通しも良くしてくれます!また、株間を適切に保つことも、病気の予防につながります。
水やりの注意
葉や果実に水がかかると病気の原因になることがあります。できるだけ株元に直接水を与えるようにし、葉や果実を濡らさないように注意しましょう。
清潔な作業
剪定ばさみを使う際は、本当は消毒を行うのがよいです。病気のついた枝を切ったはさみを使う場合
広がってしまう可能性があります。
また芽かき・葉かきをする際は、表皮が剥がれすぎてしまわないよう、左右に倒しながら行うのがコツです!傷口の範囲が広がらないよう注意しましょう。
適切な肥料管理
植物も過剰な肥料で「胃もたれ」してしまいます。
例えば、素分が多い場合、根を傷つけることがあります(肥料焼け)。肥料焼けが起きると、根が吸収力を失い、植物全体が栄養不足になります。
また、過剰な肥料により、有害な微生物が増えることも、例えるなら、家の中に食べ物を置いておくと、害虫が寄ってくるのと同じです。肥料は成長段階に応じて適量を守りましょう。
病気の初期兆候を見逃さない
病気の初期兆候を見逃さないようにしましょう。以下のような症状が見られた場合は、早急に対策を行います。
- 葉の変色:黄色や茶色に変色したり、斑点ができる場合
- 果実の異常:果実が変形したり、異常な斑点ができる場合
- 茎の変色:茎が黒くなったり、腐ったように見える場合
病気の対策
これだけやれば、大丈夫!
- 感染部位の除去
- 防除薬の使用
わたしも初めてナスを育てた際は、病気にかなり感染ました。その時、思い切ってバッサリ葉や果実を切り、「リセット」させました。最初はもう実がならないかも、と思いましたが、しっかり回復してくれましたよ!
メジャーな病気:ハダニ
ナスの枝に、クモの巣のようなものが出てきたら、それはクモではなく、ハダニです。やがて葉が白くかすれたように見えてきます。
ハダニは高温で乾燥した環境に強いため、これへの対策は、ホースのシャワーでしっかりと水をかけることです。特に葉の裏側もかけるようにしましょう。あまり農薬は使いたくない方には、上述の通り、こまめに観察して、症状を確認したら対策、そしてもし病気が広がってしまっていたら、迷わず枝を切り落とすことです。
そして市販の「やさお酢」も目に見えて効果的です!100%食品原料の防虫剤なので、果実の収穫直前まで使用できます。さまざまな野菜に効果的です♪
以上、参考になれば幸いです!