実は、日本人投手として「MLB現役最長」のダルビッシュ投手。
日米通算では20年目というこの節目に、偉大な記録を打ち立てました!
ダルビッシュ有がメジャー通算2000奪三振達成!
日本時間9月23日に達成
パドレスのダルビッシュ有投手は、日本時間9月23日に大リーグ通算2,000奪三振を達成しました。
この日ダルビッシュ投手は、大台まで残り6三振を残してホワイトソックス戦に先発。初回では先頭から2人連続で三振を奪い、順調にアウトを積み重ねました。
3回には、コリーにレフトスタンドへのソロホームランを浴びたものの、2死二塁のピンチでロベルトをスライダーで見逃し三振に仕留め、見事金字塔を打ち立てました。
尚、その後は追加の失点1を許し、1-2のスコアで6回に降板をしました。そのため勝ち星は次戦へ持ち越しとなりました。
メジャー13年目で日本人初の快挙
メモリヤルイヤー
- メジャー通算2,000奪三振(達成)
- 日米通算203勝
37歳、メジャーでは13年目のキャンプインの彼にとって、今シーズンはこの2つの記録がかかった節目の年としてスタートしました。
奪三振記録
日本人初のこの成績は、メジャーリーグ(MLB)のみで通算2,000の三振を奪ったという記録になります。彼に次ぐ成績を誇るのは野茂選手で、メジャー在籍12年のうち1,918奪三振となります。
ちなみに、メジャーリーグの記録は次の通りです。
- 歴代1位:ノーラン・ライアン 通算奪三振:5,714
- 歴代2位:ランディ・ジョンソン 通算奪三振:4,875
ダルビッシュ投手の2,000奪三振は、MLBの中では90人目の偉大な成績になります。
さらに彼は、2013年レンジャーズ在籍時に、アメリカンリーグシーズン奪三振王のタイトルも獲得しています!(277奪三振)
勝利記録
2つ目の、日米通算203勝は、黒田博樹投手が最多記録として保持する成績であり、これも今シーズン中の達成か注目されています。ちなみに野茂投手の201勝を越え、現在2位です。
ダルビッシュ投手のキャリア通算成績は、この日の試合前時点で、日米通算202勝(NPBで93勝、MLBで109勝)を誇ります。(日本時間2024年9月23日時点)
既にメジャーでの勝利数が日本在籍時を越えていますね!
チームの様子
彼の所属するパドレスは、ナショナルリーグ(通称:ナ・リーグ)西地区のプロ野球チームです。本拠地はカリフォルニア州サンディエゴにあるペトコ・パーク。 そのため、サンディエゴ・パドレスと呼ばれています。
MLB全体像
メジャーリーグは、まず大きく分けてア・リーグとナ・リーグの2つに分かれています。その2リーグの中でも、3つの地区に分かれています。
アメリカンリーグ
- 東地区
- 中地区
- 西地区
ナショナルリーグ
- 東地区
- 中地区
- 西地区(☆)
ちなみに、大谷選手が所属する/した球団は以下です。
- 2024年現在:ロサンゼルス・ドジャース(ナ・リーグ西地区)
- メジャー移籍時:ロサンゼルス・エンジェルス(ア・リーグ西地区)
リーグが地域で分かれているのではなく、リーグ毎に球団が各地域に点在しています。
ダルビッシュ投手と大谷投手
ここで注目されるのが、二人の直接対決です。上記の通り、大谷選手がナ・リーグ西地区(☆)に移動したことから、二人の対決実現の機会がグッと高まっています。
今シーズン、大谷選手は右肘の手術から投手を断念しているため、実現ならずですが、二刀流復活の際は期待が高まります。
ナ・リーグ西地区の順位
現在、ドジャースが1位、パドレスが2位と、両チーム共にポストシーズンへの可能性を残す奮闘をしています。
メジャーリーグは以下のようにシリーズが区切られています。
- 第1ラウンド:本シーズン
- 第2ラウンド:ディビジョンシリーズ
- 第3ラウンド:リーグチャンピオンシップシリーズ
現在の「本シーズン」は、各地区ごとの戦いです。続くディビジョンシリーズには、東中西の各地区で優勝した3チームと、ワイルドカードゲームを勝ち抜いた1チームの計4チームが、出場できます。そこで勝利したチームはリーグチャンピオンシップシリーズに進出します。
おわりに